東京証券取引所への上場を予定している日本郵政は、新規株式公開(IPO)に伴う売り出し価格を1株あたり1400円にすると2015年10月26日に発表した。子会社の、ゆうちょ銀行とかんぽ生命保険の郵政3社の売り出し価格が出そろい、3社をあわせた売り出し金額は約1兆4000億円にのぼる。民営化によるIPOとしては、ともに2兆円を超えたNTT、NTTドコモに次ぐ3番目の規模となる。上場は11月4日の予定。
今回の売り出しで国が放出する日本郵政の株式は、全体の約11%。国は今後、できるだけ早期に現在の100%保有から、3分の1を残して株式を売却する見込み。
ゆうちょ銀行、かんぽ生命の売り出し価格は、ともに仮条件の上限で決まっている。