一度は挫折しかけた朝食も、果汁100%ジュース飲み始めた
ただ、キヨシさんの生活に少し変化があった。多忙だった仕事が一段落して、帰宅後の夕食の時間が21時台と以前より早まったのだ。おかげで、これまで敬遠していた朝食に、少しずつトライし始めたという。
休日に家族で買い物をした際に、子どもの分と一緒に「翌朝用に」と、あんパンを購入。次の日、起床後に食べたのはよかったが、「慣れないせいか、出勤後に胃がもたれる感じがして気持ち悪くなってしまったんです」と話す。
キヨシさん「正直『もう食べたくない』と思いましたが、気を取り直して翌日からは果汁100%のジュースを飲み始めました。これなら何とか続けられそうです」
管理栄養士は、朝に何も食べない状態は避けるべきで、ヨーグルトやジュースをお腹に入れるだけでも効果的だと説明する。ジュースの場合は、駅などで見かけるジューススタンドで販売されているものだと、繊維がそのまま取れるので望ましいようだ。それでも、キヨシさんはこれまで朝食を全くとらなかったのだから、今回のチャレンジは一歩前進と言えるだろう。朝食の習慣を定着させるのが、次につながる。
ただ、夕食を減らすに至っていないのは課題だ。今回も、体重は79キロ台をキープできていた半面、体脂肪は最大23.9%と相変わらず下がっていない。やはり「分食」により夜の食事量を軽くしたいところだ。