「ぼっち飯」どうせなら楽しもう 食事おいしくなる必須アイテム発見

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   1人で食事をする時は鏡に自分の姿を見ながら食べると、鏡なしで食べる時より食べ物をおいしく感じるとする実験結果を名古屋大学の中田龍三郎研究員(心理学)らの研究チームがまとめて、2015年9月19日に千葉大学で開かれた日本認知科学会で発表した。

   最近、子どもから高齢者まで1人で食事をする「孤食」が多くなっているが、人目のないところでは、鏡を前にナルシストっぽく自分を見つめながら食べると、ちょっと楽しいかも。

  • スマホを見ながら食べるよりも鏡を見た方が(写真はイメージ)
    スマホを見ながら食べるよりも鏡を見た方が(写真はイメージ)
  • スマホを見ながら食べるよりも鏡を見た方が(写真はイメージ)

自分を見つめながらモグモグ

   実験では、大学生16人と高齢者16人の計36人を対象に、実験室のテーブルの上に置かれた鏡を見ながら、塩味とキャラメル味のポップコーンを混ぜて4皿に分けたうえ、それぞれ試食してもらった。食べ終わった直後に食品の「おいしさ」「質の良さ」「また食べたいか」「腹の足しになるか」「しょっぱさ」「甘さ」「苦さ」を6段階で評価した。

   その結果、大学生、高齢者ともに鏡を見ながら試食した場合の方が、「おいしさ」「また食べたいかどうか」の評価が高くなり、食べた量も多くなったという。その度合いは大学生の方が高かったが、中田研究員は「大学生は普段からポップコーンを食べ慣れているからではないか。高齢者の方々も、誰も周りにいなくても自分の姿を見るだけで他者と一緒に食べている気になり、おいしくしく食事ができることがわかった」と語っている。

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