横浜駅は2029年に「ひと段落」するが、最終形かは疑問
今でも西口ビルの建て替え工事が進行中だ。2020年には地上26階、地下3階の建物が開業予定だが、それ以外にも西口と繁華街の鶴屋町を結ぶ鶴屋橋の架け替え工事や、東口のステーションオアシス地区の再開発が控えている。東口の再開発では、羽田空港や成田空港行きのバスが発着するYCATや、みなとみらい21地区とのアクセスを改善する。
横浜市は09年に「エキサイト横浜22(横浜駅周辺大改造計画)」を策定している。この計画は、街づくりの大まかな指針を定めており、「横浜駅周辺の概ね20年後のまちの将来像を見据え」て策定されている。仮に計画のとおりに整備が進んだとすれば2029年には「ひと段落」することになるが、これが「最終形」かどうかは分からないという。
横浜駅は、その時点で移転から100年を超えている。「未完の駅」といってもおかしくない。