中年太りでしょぼくれたパンツ一丁のフリーアナウンサー生島ヒロシさんが、2か月間の「肉体特訓」で、とんでもない変貌を遂げる――。そんなCMがネットで喝采を浴びている。
黒光りするスリムなマッチョになった生島さんを見て「やりすぎだろ!」「リアルにキモイ」などといった声もあがったが、好意的な意見の方が圧倒的に多い。生島さんは64歳。だれでもこんなボディを手に入れることができるのだろうか。
2か月で9.1kg減量、腹囲は21cm縮む
生島さんが出演しているのは全国にプライベートジムを展開している「ライザップ」のCMだ。このCMには、これまでも「SMAP」の香取慎吾さんや元プロボクサーで俳優の赤井英和さんらが出演し、スリムになった肉体を披露している。
このCMはパターン化されていて、始めにトレーニングする前のみすぼらしい裸を映し、そして、「ライザップ」でトレーニング後の肉体を披露する、というものだが、生島さんはトレーニング後にまるで「南国の若大将」といった出で立ちとなり満面の笑みとスリムマッチョになった肉体を視聴者に見せつける。このインパクトは凄まじい。
「ライザップ」の公式ホームページには、生島さんがこうした肉体をいかにして2か月で手に入れたのかについて、トレーニング方法や、毎日の食事はどんなものだったのかなどの詳しい説明が掲載されている。結果的に生島さんは2か月間で68.5キロあった体重が9.1キロ減って59.4キロに。腹囲は-21cm、体脂肪率は-6.2%になった。
ネットではこのCMを見て、「CG」「気持ち悪い」「やりすぎだろ!」「あんなん生島ヒロシさんじゃない」などといった声も上がったが、
「64でこれだけ変われるとかすげぇな」
「カッコ良くなったね、見違えたわ。60過ぎてもまだまだやれる。ジジババの励みになることは確か」
「このCMは久々に笑ったわあw イクシマッチョのインパクトたるやw」
「こういう体型の人が増えたらいいなと思う。それに運動したら、身体が引き締まるだけでなく、たいがい陽気になるものだ」
といった好意的な感想が掲示板などに出ている。
入会金含め30万円は必要
「ライザップ」を運営する「健康コーポレーション」のメディアマーケティング部に取材すると、生島さんは2015年7月2日の初回セッションから9月7日までの期間にライザップの指導を受けた。CMで流れているのは生島さんの肉体そのものであり、CG修正は行っていない。体が黒光りしているように見えるのは日焼けをし、さらに撮影前に腕立て伏せや腹筋などをして適度に汗をかいた状態で撮影に臨んだからだという。
「誰でもあのような体になれますか?」という質問に対しては、70代でトレーニングを受けているゲストもいて年齢は関係ない。実施期間や結果には個人差はあるものの、適切なトレーニングと食事の指導で肉体は変わる、としている。
指導をする前には専属の医師による健康状態の確認があり、問題があった場合は入会を辞退してもらうこともあるという。今回のCMは好意的な反響が数多く寄せられ、生島さんの同世代の方からも問い合わせが多いということだった。ただ、入会金を含め、最低でも30万円ほどのお金はかかる。