ビールを飲むと、ビールっ腹になるってホント?

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ビールの醍醐味「キレ」「コク」「のど越し」が実はアブナイ

   なぜ、ビールを飲むと脂っこい物や塩分の多い物を食べたくなるのか? それは、ビールの醍醐味としてよくいわれる「キレがある」「コクがある」「のど越しさわやか」に関係があるのだ。「キレ」「コク」「のど越し」は、わかったようでよくわからないキャッチフレーズだが、要は、麦芽の発酵で適度な炭酸が混じり、ホップの苦み成分がほどよく、味がスッキリしていることだ。ビールの炭酸ガスとホップの苦み成分には胃腸の働きを活発にする効果がある。食欲のない高齢者に適度なビールを勧める「ビール健康法」を推奨する専門医もいるほどで、この飲むと食欲が大いにわくことが「ビールの落ち度」なのだ。

   また、ビールには塩分がほとんど含まれていない。ビールがすすみ尿をどんどん排出すると体内が塩分不足になり、しょっぱい物を食べて塩分を補給したくなるのだ。一方、さらに酔いが進むと炭水化物も欲しくなる。ビールに限らずアルコール類一般の現象だが、アルコールが体内で分解すると体温が上がる。すると血液中の糖分が不足し、糖分の補給として炭水化物がほしくなる。飲むと、「締め」でラーメンやお茶漬けを食べたくなるのは、そのためだ。

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