ジュンク堂「渋谷店」の「政治闘争宣言」ツイート 「従業員の私的なアカウント」からの投稿だった

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   丸善ジュンク堂書店は2015年10月22日、東京都渋谷区の店舗で行われていたフェアを宣伝するツイートに関し、従業員の私的なアカウントから投稿されたものだと公式サイトで明かした。

   ジュンク堂は当該アカウントのツイートに関し、数日前も「丸善ジュンク堂書店の公式見解ではない」とコメントしていた。

  • やはり「従業員のツイート」だった(画像は丸善ジュンク堂公式サイトより)
    やはり「従業員のツイート」だった(画像は丸善ジュンク堂公式サイトより)
  • やはり「従業員のツイート」だった(画像は丸善ジュンク堂公式サイトより)

フェアは「選書を見直して再開する」

   発表文では、従業員の私的なツイッターアカウントから特定の意見を支持するツイートがあったと報告し、「弊社の公式な意思・見解とは異なる内容」と指摘。フェアについては継続する考えを示したものの、「本来のフェアタイトルの趣旨にそぐわない選書内容」だったため、選書を見直して再開するとしている。

   騒動の発端は、10月18日に「ジュンク堂渋谷非公式」を名乗るアカウントが「レジど真ん前にて『自由と民主主義のための必読書50』を展開しております! 精鋭4名が選書し、期待の若手デザイナーが看板を作成した自信作です! 書店が提供できる最高レベルのフェアになったと自負しております。遊びに来て下さい!」とツイートしたのがきっかけだった。

   その後、同アカウントは「この先イベントやフェアを次々ぶちかまして行く」「年明けからは、選挙キャンペーンをやります! 夏の参院選まではうちも闘うと決めました」などと相次いで宣言。実際にジュンク堂渋谷店では「自由と民主主義のための必読書50」を店頭で展開しており、多くのツイッターユーザーがこれらのツイートを店員の投稿と認識していた。そのため、企業名を名乗った上での政治発言はどうなのか、といった指摘も寄せられた。

 

   反響が大きくなったためか、同アカウントはその後削除。10月20日には、丸善ジュンク堂公式アカウントが「『ジュンク堂渋谷非公式』という名称で活動しているアカウントがありましたが、丸善ジュンク堂書店の公式なアカウントではなく、当該アカウントからのツイートは、丸善ジュンク堂書店の公式な意思・見解ではございません」と公式コメントを出す事態に発展していた。

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