京橋千疋屋が出した「水」は漂白液並みの塩素濃度 「なんでそんなもの混入した?」と疑問続々

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検出された塩素は、「漂白液」として十分使用できる濃度

   職員によると、5人の飲んだ水は前に入店していたグループと別の新しいピッチャーから注がれたという。そして、5人は全員体調不良を訴えている。こうした状況を見る限り、確かにピッチャーの水にもともと塩素が含まれていたと考えてもおかしくない。

   検出された塩素の濃度は500ppm。キッチン用洗剤(約4~6万ppm)を100倍に希釈した溶液に近く、漂白液として十分使用できる。プールの水(0.4ppm以上)と比較しても、その濃さは際立つ。職員も「ゆっくり口を近づけると、明らかに塩素臭さを感じるはずです。うちの職員も同じ濃度の溶液を作ってみましたが、やはり全員『臭い』と話していました」と話す。

   ツイッターにも

「顔を近づけたら『うッ!臭ッ!』ってならないのかしら?」
「なんでまた混入したんだ」

といった疑問が相次いで寄せられている。ただ、これほど高濃度の塩素が含まれた水がピッチャーに入っていた理由は、分かっていない。

   実は2013年3月にも、京橋千疋屋とは違う飲食店で同様の事故が起こっている。大阪府豊中市のドーナツ店「ミスタードーナツ 豊中駅前ショップ」で飲用水を飲んだ客3人が体調不良を訴えた。この時、飲み残しの水から検出された塩素の濃度は600ppmと今回より高く、後に運営会社は水で薄めた漂白液を誤って提供したと発表している。

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