「巨大組体操の段数制限を」、馳浩文科相へのネット署名が1万超える 2016年初めに提出予定

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   近年、小学校や中学校の運動会で多くの負傷事故を起こしている「巨大組体操」について、段数を制限するよう馳浩文科相に求めるネット署名の数が2015年10月22日現在1万1000を超えている。

   署名は10月9日、組体操問題に詳しい内田良・名古屋大学大学院准教授(教育社会学)が署名サイト「change.org」で始めた。当該ページによると、始めたきっかけは「事故が起きてもなお、組体操の縮小化は進まず、事故がくり返されていくという現状」に危機感を覚えたからだという。内田准教授は巨大組体操の生む負荷を示した図をページに載せ、「巨大組体操は、成功したときの感動と引き替えに、あまりに大きな代償を支払っています」と警告している。

   その上で、文科省は段数制限をはじめとした安全対策を徹底するよう各教育委員会に指示するべき、と訴えた。

   集まった署名は、2016年5月の「運動会シーズン」に安全な組体操を実現させるため、16年1月から2月の間に文科省へ提出するという。

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