マクドナルド食べ続け27キロ減量 「ファストフードは健康」米で激論

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

秘密は、意外にマジな「ダイエットの王道」にあった

   ただし、シスナさんはやみくもにバーガーばかり食べたわけではなく、2つのルールを課していた。

   1つは1日の総摂取カロリーを、米食品医薬品局(FDA)が健康の目安としている2000キロカロリー以内に抑え、炭水化物、たんぱく質、野菜などの栄養バランスを考えたことだ。具体的には、朝食は卵の白身とベーコンのマフィン、オートミール、スキムミルク。昼食はサラダとスライスしたリンゴ、フルーツパフェ。夜食はフライドポテト付きのセットなどだ。組み合わせは生徒たちが選んだが、日本とは違う、米国マクドナルドならではメニューが中心のようだ。そして、2つ目のルールが運動だ。毎日45分間のウォーキングを続けた。

   シスナさんはインタビューの中で、「サラダばかり食べていたわけではない。ビッグマックやアイスクリームもたくさん食べた。実験の結果、ファストフードが太るというのはバランス悪く食べ過ぎるからで、運動をしながら栄養バランスさえ気をつければやせられることがわかった」と語り、『私のマクドナルド・ダイエット』という本まで出した。

   2015年5月にシスナさんを「宣伝大使」に採用したマクドナルドの広報担当は「シスナさんの成功で我が社の商品が健康であることが証明された。シスナさんが、教師として生徒に真実の情報に基づく選択をさせる努力をしていることを我々は支援する」とコメント、シスナさんが講演する際の交通費や手当を支払っている。一方、食育や栄養の専門家からは「不健康な食事を若者に宣伝するマクドナルドの新たな戦略だ」と抗議が殺到している。

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