タレント・優木まおみさん(35)の1歳半になる娘が、外国人の男の子に「濃厚」な口づけをされたことをブログで伝え、それがきっかけで「自分の子どもに他人の子どもがキスをするのはアリかナシか」という議論を巻き起こしている。
純粋に「可愛い」という反応がある一方、「あり得ない」との声も根強い。子ども同士のキスが問題視される背景には、相手の親に悪い、という感情があるようだ。
「可愛い」か「あり得ない」か
優木さんが娘のキス写真をブログ、インスタグラムに投稿したのは、2015年10月16日のこと。相手はアメリカ人の男の子。写真を見る限り、ベビーカーに乗った優木さんの娘の顔を両手で引き寄せ、大胆にもしっかり「口づけ」している。
「普段嫌なことは嫌と、はっきり主張する娘なのに、されるがままだった」と当時の状況を振り返る。優木さん自身は「両思いかも」「(男の子は)積極的でかわいいなぁ」と感想を述べており、特段嫌な感情は抱かなかったようだ。
一方、コメント欄では
「可愛すぎる!!」
「娘ちゃんラッキーじゃん」
といった肯定的なコメントと、
「えー、あり得ない、まじやだ」
「自分の娘がされたら嫌」
と否定的なコメントの両方が寄せられている。
「キスはパパとママとだけ」という独自ルールも
実際、他人の子どもが自分の子どもにキスをすることを嫌がる人は少なくないようだ。理由の多くは、相手の親に悪い、といったもので、Q&Aサイトや掲示板サイトには親の苦悩が綴られている。中には「キスはパパとママとだけ。お友達とはやらない」「家の外ではやらない」といった独自ルールを設けている家庭もあるようだ。加えて、親戚などがスキンシップのために自分の子どもとキスをする行為も、問題視される傾向にある。
とりわけ幼児に対するキスは、歯の衛生上良くないらしい。歯に関する情報サイト「ホワイトニングWhy?」が15年6月11日に公開した記事「『キスで虫歯がうつる』はウソ?ホント?」で現役の歯科医師が、虫歯になる幼児はたいてい「細菌を周りの大人からうつされている」「(虫歯菌は)キスでもうつります」と指摘している。
ただ外国人の反応は、子ども同士のキスをややネガティブにとらえる日本人とはまた異なる。2011年、ボウイという5歳の男の子とエリオットという6歳の女の子がキスをする動画がYouTubeに公開され、人気歌手のジャスティン・ビーバーさんも紹介するなどして、瞬く間に人気を集めた。こちらの動画は、15年10月19日までに3000万回近くも再生されている。