共産党の志位和夫委員長が、野党が共闘する「国民連合政府」が実現した際には日米安保条約を容認する考えを示したことについて、菅義偉官房長官は2015年10月16日夕方の定例会見で、
「今まで、現実的じゃなかったんじゃないですかね?安保条約破棄だとか、自衛隊は解散だとか言ってたんですから。どう国民に説明するんでしょう」
と述べ、従来の方針を大幅に転換する形での「現実的な対応」は、国民の理解を得られないとの考えを示した。
「あんまり変わらないんじゃないか。選挙目当てかな」
今後、国会論戦で共産党と安全保障分野で建設的な議論ができる可能性について聞かれると、菅氏は、
「どういう形でこうなったか、よく分からない。まぁ、あんまり変わらないんじゃないかと思う。選挙目当てかな、と思う」
などと切り捨てた。