早くも「チェーンソー男」で大混乱 ハロウィン「バカ騒ぎ」がヒートアップ

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   「ハロウィンは無くした方がいいんじゃないか!?」といった声まで出る事態になってしまった。

   思い出されるのが昨年2014年の東京渋谷での狂騒。警察200人が警戒体制を取る中、痴漢容疑で逮捕者まで出る事になった。このバカ騒ぎ、日本各地で行われているようで、今年のハロウィンを直前に控えた15年10月13日には、仮面をかぶりチェーンソーを持った男が歩いているという110番通報が熊本県警にあり、パトカーと機動隊が出動する事態になった。今年のハロウィン当日は土曜日にあたり、これまで以上の「盛り上がり」も予想される。

  • 奇怪な変装をしてバカ騒ぎするハロウィンは日本の風土に合わない?
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ハロウィン市場は4年前の倍1220億円になる

   報道によれば15年13日夜に「異様な格好の男がいる」などといった110番通報が入り、熊本県警は複数のパトカーと機動捜査隊を出動させた。異様な格好の男は20代のアルバイターで、実はハロウィンの仮装をしていた。持っていたチェーンソーももちろんおもちゃ。男はハロウィンの仮装のままバスに乗り職場に行き、仲間を驚かせた後に帰宅している途中だった、と書かれている。ハロウィンの本番は10月31日なのに、既にハロウィン気分の人間が現れている。

   ハロウィンといえば昨年の東京渋谷でのバカ騒ぎは記憶に新しく、街中にゴミを撒き散らかし、トイレを占拠したり、スクランブル交差点付近には仮装をした若者が大挙押し寄せたりしたため一時交通が困難になってしまった。また、仮装のまま電車に乗り込み、着替えをしたり化粧をしたりなどの行為があったほか、拳銃や剣のようなものを車内に持ち込んでいるとして騒ぎになった。渋谷には警察200人が出動し警戒に当たるなかで痴漢行為をしたとして逮捕者まで出た。こうした状況に「来年からハロウィンいらないね」などといったつぶやきがツイッターに出て賛同を受けていた。

   ハロウィンが異様な盛り上がりを見せたのはここ数年のことだ。日本記念日協会のブログによれば、11年のハロウィン推計市場規模が560億円だったのに対し今年の15年は同1220億円になるという。急成長した理由として、(1)仮装が体験できる自由な祭りを人々は求めていて、参加するためのハードルが低い(2)SNSで発信したり情報交換するネタが満載で、メディアも取り上げやすい(3)ハロウィンで儲けられるのではないかと考える企業が増えたり、地域の活性化につなげたいとする自治体があったりする――などと説明している。結論としては、

「日本人は記念日が大好きで、そこにビジネスチャンスを見いだす能力に長けている」

ということだそうだ。ハロウィンはもともと宗教的な行事で、秋の収穫を祝ったり悪い霊などを排除したりするといった狙いがあるが、日本では全く違った展開になっていて、仮装(コスプレ)をして大騒ぎするといった認識が広がっている。

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