天気の変わりやすさにご用心 自律神経不調の「秋バテ」解消法

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   【健康カプセル!ゲンキの時間】(TBS系)2015年9月13日放送

   「自律神経」

   秋は、これから過ごしやすくなる季節だが、台風が来たり、一日の寒暖差が大きかったりして体調を崩しやすい時期でもある。それが「秋バテ」だ。自立神経の乱れが原因で起こる。自律神経を整える方法を伝えよう。

MCの三宅裕司「僕は急に涼しくなると風邪ひくな」。
ゲストの山村紅葉「私は夏にはしゃぎ過ぎて、秋は眠いです。ノンアルコールビールを飲みつつ、週刊誌を読みながら眠ります」。
  • 自律神経を整えるには、音楽を聴きながらリラックスするといい
    自律神経を整えるには、音楽を聴きながらリラックスするといい
  • 自律神経を整えるには、音楽を聴きながらリラックスするといい

休日のリフレッシュがストレスになる理由

   ここで自律神経とは何か説明しよう。心臓を動かしたり、汗をかいたり、食べ物を消化したり、自分ではコントロールできない自動的に動く神経だ。交感神経と副交感神経の2種類ある。交感神経は「活動する神経」といわれ、車でいえばアクセルにあたる。交感神経が優位になると、心臓の脈動が加速し、血圧が上がる。副交感神経は「休む神経」といわれ、ブレーキにあたる。副交感神経が優位になると、心臓の脈動はゆっくりとなり、体がリラックスする。2つの神経をバランスよく整えることが、体の状態をよくすることにつながる。

   自立神経は、気温の差と気圧の差の影響を受けやすい。40~60代の男女6人が20度の肌寒い部屋と27度の暑い部屋に、15分ずつ交互に入る実験をした。2つの自立神経の優位度が色で表示される「マイビート」という心拍数調査装置を体につけてもらう。すると、肌寒い部屋では交感神経の優位度が上がり、暑い部屋では副交感神経の優位度が上がった。寒いと熱を逃さないために血管が収縮、暑いと逆に熱を逃すために血管が広がる。一日の気温の差が大きいと、自律神経が酷使されて乱れる元になる。気圧の差がある部屋でも同じ実験をすると、自律神経の優位度が交互に入れ替わった。秋は、一日の気温と気圧の変動が大きくなり、自律神経が対応に大わらわになるのだ。

   三宅「わかりやすいなあ」。小林弘幸・順天堂大学医学部教授がこう解説する。 「男性で30代、女性で40代以降になると副交感神経の働きが低下し、ストレスがたまりやすくなります。疲労がとれず、無気力になり、不眠や肥満、うつになったりします。休日の過ごし方も大切。間違ったリフレッシュをすると、かえってストレスがたまり逆効果です」。

   双子のザ・たっちに「マイビート」を付けてもらい、休みの1日を計測した。朝、2人でドライブ。昼にゴルフ。夜は家のソファーでテレビや本を読み、くつろいだ。しかし、「マイビート」の計測値を見た小林教授は「楽しいことをしたように見えますが、ストレスを感じています。自律神経のトータルパワーが低下しています。本来の力の6割に落ちている」。

ザ・たっち「こわい。どこがいけないんですか?」。
小林教授「朝早くの運転がよくなかった。ストレスになっている。だから、昼のゴルフのスコアが集中力を欠いて散々でしょ?」。
ザ・たっち「......(うなずく)」。
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