ビンボー女優として売り出し中の緑川静香さん(27)が、バラエティ番組で「25歳まで肉食べなかった」と紹介され、ウソが酷いとの声が上がっている。
最近増えているのが、お笑い芸人やアイドルが貧乏ネタで話題作りをすることだ。
「カツカレー食べるの初めて」「トンカツ自体初めて」
緑川静香さんも、2015年8月ごろのバラエティ番組でこのネタを披露してから、メディア露出が多くなってきている。
10月10日夜は、フジテレビ系特番「セレブとビンボー」にビンボーレジェンドの1人として出演した。
番組では、5歳のときに父親が蒸発してしまい、母と兄の3人で知人の物置内に暮らすリアル貧乏を体験したと紹介された。これまで明かした話によると、小学校2年から高校にかけてだったという。
緑川さんは、スーパーなどの試食で生活していたと番組で告白し、「1回コオロギ食べた」とも漏らした。空腹に耐えられなかったといい、「本当に公園の葉っぱを食べて暮らしていた」とも話した。
その後、激安外食グルメのコーナーで、「ビンボー目線」でベスト5店の食をレポートした。そして、4位に挙げた東京都内のサイコロステーキ店で、緑川さんは、母親から「肉はゴムの味がする」と教えられて、肉嫌いになったと明かした。番組では、これを受けて、「母の言葉を信じ、25歳まで肉を食べたことがなかった」と紹介したのだ。
さらに、2位に挙げた都内の喫茶店では、緑川さんは、「カツカレー食べるの初めて」「トンカツ自体初めて」と驚きの告白をした。店のカツカレーを食べると、「もっとシナシナしてるもんだと思ってて」と漏らし、「トンカツうめぇ~」と声を上げていた。
「ちゃんとした肉をしっかり食べたことがなかった」
緑川静香さんは、幼少時代を思い出してか、食レポ中やスタジオでも涙を流し、「幸せでした」と感極まった様子だった。すると、ゲストらからは、「新鮮でナチュラルな反応が出てる」「もっと食レポ見たい」などと賛辞が出ていた。
とはいえ、番組の放送後には、ネット上で次々に疑問や批判の声が上がった。「給食で肉出るじゃん」「よくこんな嘘つけるなマジで」「ビンボーキャラにウンザリ!!」といったものだ。
緑川さんのブログにも、かなり前から肉を食べたことの報告があるとの指摘が出た。実際、緑川さんは、肉嫌いを公言しているものの、5年ほど前の記事では、ファストフードのチキンなどは好きで食べているとある。得意料理は、肉じゃが、ハンバーグなどとなっていた。また、13年12月5日の記事では、トンカツ定食ではないが、写真付きでソースカツ丼を食べたことを告白している。
ただ、25歳ごろに当たる2、3年前からは、チキン以外の肉も食べられるようになってきたと明かしていた。
バラエティ番組だけに、演出などだった可能性があるが、ウソをついていたことにはならないのか。
緑川さんの所属事務所では、取材に対し、次のように説明する。
「本人としては、焼き肉やステーキ類など、ちゃんとしたお肉をしっかり食べたことがなかったという意味で言ったと思います。親の教育がありましたので、あまり食べられなかったということです。チキンなどは、肉という認識に入っていなかったのでしょう。幼少時代のことは聞いていませんが、給食では肉は食べていたのではないかと思います。確かに、2年前から舞台などを始めると、打ち上げや弁当でトンカツを食べることはあったかもしれませんが、自ら進んで食べたのは初めてということだと思いますよ」