爆発したのは消臭スプレーだった
男は布団にライターのオイルを撒いて燃やした。そして、スプレー缶数本を布団の側に置いた。実際にスプレーを使ったかは分からないが、布団が燃え上がったのは確かで、男は煙で息苦しくなり、スプレー缶をそのままにして外出した。熱によって爆発したのは消臭スプレーだった。男が4時間ほど経って帰宅したのは「そろそろほとぼりが冷めてもいい頃だ」と思ったからだという。北警察署は、
「なぜこんな事件を起こしたのかについては、携帯電話を取り上げられイライラしたからという理由を語っています。取り調べはこれからも続くため、詳しい事はまだ分かっていません」
と説明した。
逮捕容疑が放火ではなく放火未遂になっているのは、男が火を付けたのは「マンション」ではなく布団という「独立」したものであるため、今のところは放火と断定はできないからだという。