ネット上で「パクリ」疑惑が浮上した東京都の「東京ブランド推進キャンペーン」のロゴが、海外に思わぬ波紋を広げている。
デザインの酷似が指摘されたフランスの眼鏡メーカーはすでに事態を把握。「日仏友好のため、我々はロゴを変更する準備がある」などとした声明をツイッターで発表した。
仏メーカーは日本語でツイートも
疑惑が持ち上がっている「東京ブランド推進キャンペーン」のキャッチコピー「&TOKYO(アンドトーキョー)」のロゴは、オレンジの丸に白抜きの「&」とアルファベット「TOKYO」が組み合わされたデザインだ。丸の部分は藤色など、全5色のバリエーションがある。
このロゴが酷似しているとネット上で指摘されているのが、フランスの眼鏡メーカー「Plug&See」とニュージーランドの法律相談所「JONES&CO」のロゴだ。いずれもアルファベット部分のフォントは異なるが、「&」部分が丸に白抜きで、東京都のロゴと共通する部分がある。
「Plug&See」側はすでに騒ぎを把握しているようだ。自社サイトやツイッターに
「日仏友好のため、我々はロゴを変更する準備がある。新しいロゴにするため寄付をしてください」
と声明を発表。どこまで本気か分からないが、
「弊社のグラフィックチャート変更のため、場合によっては弊社の東京進出のため、金銭的なご援助を賜りますようお願い申し上げます」
と日本語でもツイートした。
「JONES&CO」は10月13日18時現在、公式サイトなどで反応はしていない。