大惨事の広島メイド喫茶に漂う不思議 「個室サービス」に憶測、社員の口重く

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   漫画やアニメの店が並ぶ東京・中野ブロードウェイにほど近い飲み屋街の一角にある「黒猫メイド魔法カフェ」中野本店は、2015年10月11日も「臨時休業とさせていただきます」の張り紙を残して、シャッターが閉ざされていた。

「従業員が、亡くなっておりますので......」

   J-CASTニュース編集部の電話取材に、運営会社の社員はか細い声で答えた。広島・流川にある姉妹店が、3人の犠牲者を出す火災に見舞われて3日。今なお、出火原因などは明らかになっていない。

  • 東京・中野にある姉妹店。12日まで臨時休業との張り紙がある
    東京・中野にある姉妹店。12日まで臨時休業との張り紙がある
  • 公式サイトに掲載されている運営会社のコメント
    公式サイトに掲載されている運営会社のコメント
  • 東京・中野にある姉妹店。12日まで臨時休業との張り紙がある
  • 公式サイトに掲載されている運営会社のコメント

カフェバー営業とエステ営業の店舗が同居

   今回の火災が報じられる中で、多くの人が注目したのが、同店が2階部分で「個室サービス」を行っていた点だ。ツイッターなどで、

「私の認識の中のメイド喫茶で無い」
「メイドカフェなのに個室...?」

といった声が上がっているように、メイドカフェなどでは「個室」を設けていないところがほとんど。また、亡くなった従業員、客はいずれも2階にいたと見られることもあり、メディアなどの報道も、憶測めいたものも含めその部分に集中した。

   実際のシステムはどうだったのだろうか。同店は、「カフェ+バー」営業と、「エステ(マッサージなど)」営業を行っていた店舗が同居するような作りになっていたようだ。このうち、エステの方は、手のひらをマッサージする「お手てナデナデ」や、肩をもむ「お肩ヤワヤワ」などのコースがあり、まとめて頼むと30分・3800円~。また指名料金として2000円がかかり、1000円で衣装の変更、また写真撮影も1000円で行っていたという(同店ウェブサイトより)。

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