【女の相談室】「女子の身だしなみ」デリケートゾーン脱毛を徹底調査

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   海外の女性たちの間では「常識」とされているデリケートゾーンのヘアのケア。日本でも浸透し始めており、「VIO(ブイアイオー)脱毛」が女性の身だしなみになりつつあるようだ。

   「VIO? ブランデーのVSOPなら飲んでいるけどな」と怪訝な顔のお父さん、「V」は女性の下腹部の逆三角形部分、「I」は性器周辺、「O」は肛門周辺を指すのですゾ。30代の読者が多い女性誌「steady」(宝島社)が2014年9月号に載せた読者アンケートによると、回答者の55%がアンダーヘアを処理し、うちVを処理している人は90%、IとOは各50%だった。

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雑菌が防げて清潔、夏も快適に過ごせる

   女性に支持者の多い産婦人科医の宋美玄さんも、2014年6月19日の朝日新聞のコラム「オンナの保健室」で、健康上もいいとVIO脱毛デビューを勧めている。

「私が英国の病院で働いていた時にも、大半の患者さんは処理していました。Vは見た目の問題なので、ビキニラインが気になるなら処理するといいでしょう。IとOは、処理すると雑菌などが防げて、快適に夏が過ごせるかもしれません。ケジラミという性感染症にならないメリットもあります」。
「処理の仕方はいくつかあり、カミソリで剃る方法、ワックス脱毛、そしてレーザー脱毛が一般的です。カミソリは簡便ですが、伸びてきた時、チクチクします。ワックスは生えてくるたびに脱毛しなくてはいけませんが、レーザー脱毛を完了すると、もう生えてこなくなります」。

あまり痛くないと思ったら、試練はその後に

   いったい、どんな方法で行うのか。脱毛の部位や方法、エステサロンでするかクリニックでするかなどで違ってくる。多くの体験記の中から、一般的なサロンで、光(フラッシュ)脱毛という方法によりVIOゾーンのすべてをツルツルにした女性のサイトをのぞいてみた。

「Iゾーンの脱毛の体勢は、仰向けに寝た状態でひざを三角に立て、片足をパカッと開いた状態での施術。四つん這いにされるかとヒヤヒヤしていた私はホッとした。Oゾーンでは、お尻の肉をぐいぐい引っ張られて肛門を大きく露出しなければなりません。脱毛時の体勢は、ベッドに横向きに寝そべり、スタッフにお尻を預けるだけの楽ちんスタイルでした」。
「痛みはあるのかって? 私のアソコが強いのか、『死ぬほど痛い』という話にビビッていた私ですが、ゴムでパチンとはじかれる程度でした」。

   無事に終わったかに見えた処理だったが、試練は施術後に待っていた。光脱毛やレーザー脱毛は、施術後に肌に熱がこもるため、しっかりとした冷却が必要になるという。「そこで、キンキンに冷えた保冷剤を脱毛部位に当てられるのですが、これが一番つらかった。普段、下着で深々と守られ、ただでさえ冷たいことに慣れていないのに。しかも、毛すらなくなってツルピカの無防備な場所に。とにかく冷たい! いったいどんなプレイやねん!...と思ったほど」。

VIO脱毛の最も高いハードルは直前のアレ

   実は、施術前にも試練があった。このサロンでは、人件費を削減するため、低価格の代わりに「事前の自己処理」を条件にしていた。お尻の穴や真ん中の穴まで、できるだけ自宅で剃ってきて、施術前にスタッフがもう一度細かい部分を丁寧に剃りあげる。「この直前の処理が、VIO脱毛の最も高いハードルと言えます! だって......恥ずかしいから!」。 VIO脱毛の体験者のサイトを見ると、「ツルッツルの清潔になった!」「生理の時に汚れないし、蒸れなくて楽!」という喜びの声が多い。同時に、「事前に脱毛するクリニックやサロンと、しっかり費用や条件を話し合っておくこと」というアドバイスが多いのも確かだ。

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