マクドナルドが平日昼に実施していたバリューセットの割引、いわゆる「昼マック」の廃止が話題になっている。正式決定まではいっていないようだが、多くの利用客から「完全に迷走している」「マクドナルド行くのやめる」と大ブーイングが飛んでいる。
「昼マック」はサラリーマンや学生など、手ごろな価格でランチを食べたい層に支持されていた。
「昼マック」廃止ならセットメニューの多くは600円以上に
「昼マック」は2014年10月8日に開始。平日10時から14時半までのランチタイムに限り、各種ハンバーガーと「マックフライポテト」「ドリンク」(いずれも M サイズ)のセット(バリューセット)を割引販売する制度だ。
選ぶハンバーガーの種類によって価格が分かれ、チーズバーガーやチキンクリスプは350円、チキンフィレオやフィレオフィッシュなどは450円、ビッグマックやクォーターパウンダー・チーズなどは550円(いずれも税込)だ。
通常、バリューセットは300円から400円ほどの各種ハンバーガー単品に300円をプラスして販売されるため、価格面ではかなり「お得」と言えるだろう。実際、チキンフィレオのバリューセットは通常620円のところ、「昼マック」で注文すると450円になる。
平日の同時間帯にバリューセットを500円で提供する「500円バリューセット」、各種セットメニューを割引販売する「マックランチ」の後継として導入され、ランチ需要を拾い上げてきた「昼マック」。
しかしこれが、「廃止」されるようなのだ。第一報を伝えた15年10月8日付け日本経済新聞電子版によると、主な理由は外国産牛肉をはじめとする原材料費や人件費の上昇。事実だとすれば実質的な値上がりとなり、バリューセットの多くは600円近くかそれ以上になってしまう。