菅氏の「子ども産んで国家に貢献を」発言 撤回求めるネット署名1万人超

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   福山雅治さんと吹石一恵さんの結婚を受け、菅義偉官房長官が女性の出産を促すような発言をしたことについて、発言の撤回を求める署名運動がインターネット上で展開されている。2015年10月1日にスタートし、6日までに1万筆が集まった。

   菅氏は9月29日、情報番組「直撃LIVE グッディ!」(フジテレビ系)に生出演。司会の安藤優子さんから2人の結婚について聞かれると、「本当、よかったですよね。この結婚を機にママさんたちが一緒に子供を産みたいとか、そういう形で国家に貢献してくれればいいなと思います。たくさん産んで下さい」と笑顔で答えた。

   この発言がインターネット上などで波紋を広げることとなり、同日午後の記者会見では「女性は子供を産む前提と取られかねない発言ですが」との質問があった。

   これに菅氏は「全くそういう趣旨ではありません。結婚や出産が個人の自由であることは当然のことであります」と釈明。その上で「大変人気が高いビッグカップルでありますので、世の中が明るくなって、まさに皆さんが幸せな気分になってくれればいいなというふうに思っている中での、そういう趣旨の発言でした」と真意を説明した。

   だが、こうした菅氏の説明に対し「『趣旨が違う』ですまされるものではない」として、「女性と人権全国ネットワーク」共同代表の佐藤香氏らが10月1日、署名サイト「Change.org」で発言の撤回を求める署名ページを立ち上げた。署名は6日夜に計1万筆が集まった。佐藤氏は10月中旬に署名を集約し、下旬にも菅氏に手渡しすることを計画しているという。

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