京都・祇園で中国人観光客のトラブル相次ぐ 「当たり屋」疑惑も持ち上がり、外国メディアが報道

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   「中国人観光客が車のミラーに倒れてきて、10万円を支払わされた」。京都市の祇園地区で、こんな疑いのトラブルがあり、中国メディアも報じる騒ぎになっている。

   ある貼り紙の写真が2015年10月4日ごろにツイッター上で紹介され、ネット上で話題になったことがきっかけだった。

  • 中国人観光客が押しかけて…
    中国人観光客が押しかけて…
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祇園の協議会幹部が「お知らせ」

   貼り紙には、祇園町南側地区まちづくり協議会の幹部らの名前で「お知らせ」とあった。それによると、料理店の女将が8月21日夕、東山区の劇場「祇園甲部歌舞練場」の前で車を運転していると、高齢の中国人観光客が突然、車のミラーに倒れてきた。「痛い!」と何度も大声を上げたため、救急車を呼んで病院で診てもらった。「何もケガはない」という診断だったが、女将は病院で観光客の家族や中国人通訳に囲まれてしまい、「金を出せ」と要求された。2時間も話し合いをしてもらちがあかず、女将は結局10万円を支払うはめになった。

   女将がその後、東山署に相談したところ、これは脅迫や恐喝に当たると説明されたという。つまり、中国人観光客は「当たり屋」だったということだ。貼り紙では最後に、同様なことがあったら、すぐに110番するよう呼びかけていた。

   張り紙のツイートは、中国メディアの駐日記者らの間で話題になり、各メディアで報道された。香港のフェニックステレビでは、協議会の幹部らに取材して、張り紙の内容は事実だと確認したと報じ、祇園地区では、ほかにも中国人観光客のトラブルがあったと紹介した。

   当たり屋のケースとしては、中国人観光客が突然、車の前にスマホを出し、ぶつかると壊れたとして弁償を要求してきたという。また、別のトラブルでは、スマホの自撮り棒を振り回し、日本人高齢者に当ててケガをさせたり、通りにある灯籠からコンセントを抜いて、スマホの充電器を挿し込んだりしていたとした。

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