「横浜の連中に恨まれている。何人かに命を狙われている」。
マツコ・デラックスさん(42)がテレビ番組でそんな物騒な事を語った。
マツコさんは街の話になると、横浜を引き合いに出しては悪口三昧。エリート意識が高く鼻に付くからだというが、これほど執拗に横浜を嫌うのもマツコさんが千葉市出身で、横浜市に対するコンプレックスがあるからだ。そう推測する人もいる。
「うちの近所なんてウンコみたいな街ですよ」
マツコさんが出演したのは2015年10月5日放送の東京MX情報番組「5時に夢中!」。番組冒頭のニュースランキング8位に「20代~60代の男女2万9000人に聞いた市区町村別の魅力度調査」の結果が入った。魅力のある市の1位が函館市、2位が札幌市、3位が京都市、4位が横浜市だった。横浜が上位にいることにマツコさんが不機嫌になると、横浜市在住の番組コメンテーター若林史江さんが、桜木町やみなとみらいをイメージする人もいるけれど、横浜のどこに住むかが問題であり、
「うちの近所なんてウンコみたいな街ですよ」
と語るとマツコさんの表情はパッと明るくなった。
そして、
「いま横浜に行ったら(自分が)スナイパー5、6人に狙われる。横浜の連中から恨まれているからさ。本気で怒る、あの人たち」
「横浜の人ってさ、凄い高圧的にさ、上から目線で語る人多いじゃない。それで横浜のイメージが悪くなっちゃってる」
などと語った。
命を狙われているというのはシャレでも物騒な話だが、マツコさんはなぜか執拗に横浜批判を繰り返してきた。11年12月放送のテレビ朝日系「マツコ&有吉の怒り新党」や13年3月放送の日本テレビ系「月曜から夜ふかし」などで横浜に対する苦言を連発し、千葉と埼玉は常にバカにされ続けているけれど、バカにしているのは神奈川の人が多い、と断言。
千葉県については、
「自覚してますよ。なーにもない県です。千葉なんて。森田健作を知事にするぐらい呑気な県ですよ」
と自虐的な発言をした。
どう頑張っても自分がなれないものに嫉妬し噛み付くもの
マツコさんには横浜市民から千葉を散々弄られた経験がある。横須賀線と総武線が横浜と千葉を結んでいるのが許せないとして、毎朝「千葉行き」や「津田沼行き」に乗りたくないと言われたそうだ。また、出身地を聞かれた場合に埼玉県とか千葉県と言うのが普通なのに、横浜市民は神奈川県と言わずに横浜市と言う。さらに、自分たちが一番だと思っているのも気に入ならい、という。
ただし、15年2月18日放送の「マツコ&有吉の怒り新党」では、違った一面を見せた。嫉妬心の話になり、マツコさんはどう頑張っても自分がなれないものに嫉妬し噛み付くものだとした後に、自分が田園都市線や横浜の人たちに噛み付くのは、
「やっぱりどっかで幸せそうだなって思っているからかもしれない」
と語ったのだ。ネットでは、横浜に対する憧れと千葉市出身というコンプレックスがここまで横浜バッシングさせるのが分かった、などと話題になった。
もっとも、今回の「5時に夢中!」での発言に対しては、
「横浜の人ってすごい高圧的に上から目線で語る人が多いじゃない。それで横浜のイメージって悪くなってるって、それ千葉産のマツコやん 」
「激しく同意。横浜ってだけでお高く止まってんじゃねーぞ。クソ田舎の区まで横浜って言いやがって」
「千葉県民が横浜に憧れてしまうのはしょうがないなハッハッハ 」
といったマツコさんの主張を肯定する書き込みも見られる。