「年のせい」と軽く見ると危険 失明にいたる目の病気が潜む

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

脳が頑張るから自覚症状が出ない緑内障

   67歳の女性Iさんも長年老眼に悩まされてきたが、ある日、新聞広告に目がいったのが幸いした。「自宅でできる緑内障検査」とあった。数十センチの距離から片目をつむって紙面の「◎」を見つめ、消えると緑内障の疑いがある。試すと、「◎」がふっと消えた。病院で初期の緑内障と診断された。緑内障は網膜の視神経がダメージを受け、視野が狭くなったり、見えない部分ができたりする。進行すると失明にいたる恐ろしい病気だが、自覚症状のある人は1割だけだ。Iさんは手遅れになる前に治療を受けることができた。

   なぜ自覚症状がないのか? 味木医師はこう解説する。「部分的に見えなくなっても、脳が欠けている部分を補って正常に見えているようにするのです。かなり進行して、脳が補えなくなってやっと自覚症状が出てきます」。

風吹「脳って素晴らしいですが、こわいですねえ。普段、何に気をつければいいですか?」。
味木医師「早期発見です。40歳以上で20人に1人います。3年に1度くらい眼科医で検査を受けることです」。
姉妹サイト