カプセルホテルが中国人に大人気 安いだけじゃなく、快適でおしゃれ

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おしゃれな「Bar」を併設

   最近のカプセルホテルは、魅力に溢れている。もちろん、「なるべく安く泊まりたい」とのニーズも根強いが、女性専用フロアを設けて女性客の取り込みに力を入れはじめ、それに伴い女性目線で設備やサービスの快適さや清潔さ、おしゃれを追求したホテルは少なくない。

   「カプセルホテルSLEEPS北千住」は、Barを併設している。スタイリッシュな外観。カプセルスペースもダークトーンでまとめられ、高級感があると評判だ。「他にはないカプセルホテルをと思っていました。もともとは『風呂上りにビールを1杯、やりたいよね』といったのが(Barの)きっかけ。ようやく認知度も上がってきて、お客様のあいだで評判になってきました」と、支配人は話す。

   巣鴨でもカプセルホテルを運営しているが、中国人観光客は北千住よりも巣鴨のほうが多い。「巣鴨地蔵など、昔からの街なので観光目当ての外国人客が多いです。爆買いするような中国人よりも、旅を楽しむ、安く泊まりたいという人が泊まっていきます」。そのため、「予約なしで、直接訪ねて来る人や他にホテルがとれなかった人が多いです」という。

   また、「ファーストキャビン」が運営するカプセルホテルも、おしゃれで快適な空間を用意した。東京・秋葉原や羽田空港ターミナル1、築地、大阪・御堂筋難波や京都・烏丸、福岡・博多の6つのホテルを展開。2015年11月には東京・愛宕山が、16年春には東京・赤坂と京橋がオープンする予定になっている。

   同社はカプセルホテルではあるが、飛行機のファーストクラスをイメージした客室(キャビン)が売り物で、やや広めにつくっている。常駐するスタッフはキャビンアテンダントを意識したデザインの制服を着用。モーニングコールもしてくれる。

   「築地」にはBARを完備。宿泊者だけでなく、近隣のビジネスパーソンも気軽に立ち寄れるようにつくられているほか、女性専用フロアはチェックインの時に渡されるカードキーがなければ、宿泊するフロアに立ち入れない仕組み。「築地」の稼働率は90%超えている。

   同社は「中国人旅行者の利用は増えています。SNSや予約サイトを通じて情報を得ながら、利用しているようです」と話す。

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