TDR不調のワケは?
一方TDRはランドとシーの合計入場者数が1437万人で、前年同期比で4.8ポイント下げた。 上半期としては過去3番目で、数字の上では決して悪くはない。ただ、同社はもともと15年度年間で前年に比べて3.1%減ると予想を立てていたが、上半期ではそれを下回ってしまった。
運営するオリエンタルランドは入場者数が減った原因を夜のイベント「ワンス・アポン・ア・タイム」が2年目を迎えたことや雨天、猛暑の影響があったためとしている。
同社の発表では触れていないが、4月1日から入場料を6400円から6900円(大人)に値上げしたことが影響した可能性はある。4月に新ミュージカルショー「キング・トリトンのコンサート」、7月には新アトラクション「スティッチ・エンカウンター」がオープンするなどしたが、USJと対称的に入場者数の増加にはつながらなかった。
ただ、入場者数に関しては直近の2年が良すぎた、ということもある。13年度は30周年イベント、14年度は「アナ雪」イベントがあり、年間入場者数が3000万人を超えた異例の年だ。15年度下半期も「アナ雪」イベントが予定されているが、昨年以上となるかは分からない。