2015年の世界大学ランキング調査で、シンガポール国立大学がアジアでトップとなる結果が続いている。
英国の教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)が15年10月1日に発表した世界大学ランキングでは、シンガポール国立大が26位でアジアトップ。日本勢トップは43位の東京大学だった。
北京大学も42位で東大を上回ったほか、同じ中国では清華大学が47位にランクイン。日本の大学で東大に続いたのは88位の京都大学だった。
世界大学評価機関の英国クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds、以下QS)も9月15日、「第12回QS世界大学ランキング2015/16」を発表しており、ここでもアジアのトップはシンガポール国立大(12位)で、アジア勢では同じくシンガポールの南洋理工大学(13位)が続いた。両大学とも初めてトップ15へのランクイン。日本勢ではベスト50に京大(38位)、東大(39位)が入った。
QSのランキングでは、アジアではこのほか清華大(25位)、香港科学技術大学(28位)、香港大学(30位)、ソウル国立大学(36位)、北京大学(41位)、韓国科学技術院(43位)などがベスト50入り。東大、京大をしのぐアジアの有力大が目立っている。