朝立ちしたかどうか、切手でわかる裏技も
一般的には「朝立ちしなくなったらEDかも」と疑うのが分かりやすい。ただ、「朝立ち」はレム睡眠という体は深く眠っているが、脳は活発に活動している時に起こり、寝ている時に勃起しても起きたら気がつかない人も多い。そこで、専門クリニックでは朝立ちのチェックに「エレクトメーター」なる布製のメジャーを使う。巻尺に似た物だ。これを寝る時にペニスの根元に巻き、起床時にどれくらい数字が増えたかを見て、医師に報告する。
これは、ちょっと恥ずかしい方法だ。実は自分でできるもっと簡単な道具がある。市販の切手シートを使うのだ。寝る前にペニスの周りにのりをつけて巻きつける。起きた時、切手のミシン目が切れていたら勃起したことが分かる。
2014年2月、フランス税関が中国製の10トンもの偽薬物を押収した。その大半が偽バイアグラだった。EU圏では最大級の摘発である。日本で出回っているネット販売のバイアグラの55.4%は偽物というデータもある。偽物の中には血糖値を高めて、動脈硬化を促進する作用のある物質を含むものある。勃起効果が出たと喜んで性行為に励み、命取りになる危険性があるのだ。
日本泌尿器科学会では「現在3種類のED治療薬が認められているが、勃起をよくするだけでなく、全身の血管の働きもよくする作用も認められている。泌尿器科の専門医は、EDの原因も診察する。満足のいく性生活だけでなく、高血圧や糖尿病などの全身疾患も見つかるかもしれない」と受診を呼びかけている。
恥ずかしがらずに健康診断のつもりで専門医を訪れたい。
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