優先席での携帯電話、電源オフルールを緩和 激化する口論・トラブルは減るか

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タブレット使用客に包丁突きつけた老人

   この指針を受け、関東でもルールを見直すことになったというわけで、各社はこれから駅や車内にポスターを掲げたり、優先席付近でのスタッカーを張り替えたり、車内放送したりして周知していく。

   ルール見直しの背景には、乗客同士の携帯電話を巡るトラブルがある。JR京浜東北線では2015年6月、70代の男が優先席でタブレット端末をいじっていた男性を注意して包丁を突きつけ、乗客約50人が線路上に逃げ出すという騒ぎも発生している。

   ここまでの騒ぎになった事件はそれほど多くないが、乗客同士の口論は珍しくないだけに、各社には新たなルールが浸透すれば「乗客のトラブルも減るのでないか」と期待する声も出ている。

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