100歳以上、初の6万人超 「3年連続トップ」島根県の長寿の秘密

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   敬老の日を前に厚生労働省は9月11日、全国の100歳以上の高齢者が9月15日時点で6万1568人に上ると発表した。6万人を超えるのは初めてで、女性が全体の87.3%を占めた。人口10万人に占める100歳以上の人数は全国平均で48.45人。都道府県別では、島根県(90.67人)が3年連続で1位、高知県(85.37人)、鹿児島県(80.40人)と続く。最少は埼玉県(28.68人)で、26年連続の最下位だ。

   島根県の長寿の秘密はどこにあるのか? 健康長寿の研究サイト「LONG LIFE SECRET 目指せ100歳!ご長寿の秘訣はどこにある?」ではこう解説している。「食糧不足の時代、島根のお年寄りは若い頃からタンパク質の豊富な食事をしてきました。山が多い県で、イノシシやシカの肉を食べてきました。特にイノシシ肉は島根の名産になっています。キノコや山菜など山の幸にも恵まれています。宍道湖ではスズキやウナギ、白魚などの魚介類が年中獲れます。色々な食材にバランスよく恵まれた土地といえます」

「大らかな性格の人が多く、全体に穏やかで人情深い土地柄です。総務省の社会生活基本調査でも、ボランティアをしている人の割合は全国トップクラス。閉鎖的といわれることもありますが、近所付き合いが深く、互いに助け合いながら生きています」
「さらに島根県は、がんに対する取り組みが全国の中でも非常に活発なことでも知られています。県民や企業からの募金で、がん治療の高度な医療機器を整備することにも力をいれています」

   島根県は、日本酒の消費量が日本一の県としても有名だ。健康意識が高いとはいえないかもしれないが、こうした「地の利・人の利」が長寿を生んでいるようだ。

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