日本初「目」の機能性表示食品 中高年層に効果をアピール成功

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

臨床試験を実施したからこそ効果に自信がある

   「えんきん」は、以前販売されていた「ルテイン&ブルーベリー えんきん」と比べると、「ホウレンソウに多く含まれる」というルテインが6ミリグラムから10ミリグラムへと増量されている。ファンケル広報グループによると、処方を見直すなかで「目の健康によい」というデータが出てきたからで、以前の製品の効果をパワーアップさせた。

   製品の大きな特徴は、「最終製品を用いた臨床実験を実施した」点だ。機能性表示食品として消費者庁に届け出る際の科学的根拠は、仮に自前で臨床試験を実施しなくても、製品または成分に関する研究論文を賛否両方について集め、各論文の質を踏まえて検討し機能性を総合的に評価する「システマティックレビュー」も認められている。実際に、システマティックレビューを選ぶメーカーも少なくない。

   ファンケル広報グループは、こう話す。「実際の製品を使って当社が臨床試験を実施し、そのデータに基づいているからこそ効果の確実性には自信があります」。

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