津田議員は「遺憾」と発言、思い通りでなく残念の意味
大沼瑞穂氏は、津田弥太郎氏の「謝罪」については、「到底納得がいかない」「極めて不誠実な対応」とインタビューで不満を漏らした。
津田氏は、自分が前に行こうとしたところ、大沼氏が妨害していたので、それをよけようと思ったら、大沼氏が倒れたと主張したというのだ。もし本当にこう話したとすると、大沼氏は故意か偶然かで自ら倒れてケガをしたと言っていることになる。
そのうえで、謝罪の言葉は言わずに、結果的にケガを負ったのは大変遺憾だと発言したそうだ。遺憾とは、自らの過ちを責める意味はなく、思い通りでなく残念ということだ。
この発言について、大沼氏は、国会外であれば暴行の現行犯で逮捕される事案なのに重大さを認識していないとして、「再度謝罪をしっかりしていただきたい」と苦言を呈した。もしそれがないようなら、その後の対応を考えたいとも述べている。
なお、大沼氏が前に行こうとする議員をブロックしたかについては、「それは指摘に当たらない」と否定した。大沼氏は、与党議員の席にいたといい、もし前に行きたいのなら民主党議員の席から行く道もあったからだという。
国会内での暴行問題について、ネット上では、「どっちもどっち」といった声はあるものの、「事件じゃないのか?」「自民もなあなあで済ませてどうする」「刑事告訴したりして毅然とした対応しろ」といった意見も続出している。
大沼氏の国会事務所に今後の対応などを聞こうとしたが、「取材はお断りしています」と秘書が答えた。津田氏の国会事務所にも取材したが、何度電話しても誰も出なかった。