2013年夏に「余命1年」宣告されていた
川島さんはなぜ、抗がん剤治療や放射線治療に頼らずに民間療法を選択したのか。スポニチアネックスの記事(9月25日配信)によれば、生前には周囲に「抗がん剤の副作用でステージに立てなくなる可能性があるなら、私は最後まで女優として舞台に立ち続けたい」と漏らしていたという。
同じ所属事務所で長年親交があったタレントの山田邦子さん(55)は25日放送の「白熱ライブ ビビット」(TBS系)の中で、13年7月の段階で川島さんが「余命1年」を宣告されていたことを明かした。
川島さんが患った肝内胆管がんは、もともと術後5年生存率が30~50%とされている難病だ。抗がん剤や放射線治療の効果が出にくいとも言われている。民間療法の効果について、川島さんがどこまで期待していたかは分からないが、抗がん剤治療等で「延命」を試みるのではなく、民間療法と付き合いながら、余命1年と宣告された人生を女優として全うする覚悟を決めていたのだろう。
そのためインターネット上では、
「『西洋医学は信頼できない。民間医療の方が効果がある!』ならアカンと思うけど『抗癌剤治療はステージに立てなくなる可能性があるからやらない』なら本人のQOL(編注:クオリティオブライフ)についての判断として尊重すべきだと思う」
「ご本人の病状(進行の度合)と医学的に取り得た手立て、それがQoLへ及ぼし得る影響、医師の説明の仕方、『民間療法』の内容と出会い方、などについて具体的な情報を持たない我々が、不用意にものを言うべきではない」
「胆管がんは生存率がとても低いそうだし、やることやったけどこれ以上は難しいっていうんでQOLを高める方向に舵を切ったんだと思う。あんなガリガリで辛くないわけがないのに立派だよ」
などと批判的な意見に対する反論も数多く投稿されている。