「えっ、あの芸能人が」安保法に異議 芸人に女性歌手「政治発言」やまず

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   安全保障関連法が成立した後も、同法をめぐる芸能人の「政治発言」がやまない。

   過去にあまり政治についてコメントしていなかったモデルや女性歌手らも、法案審議の段階から関心を寄せてブログやSNSで積極的に意見を発信しており、その動きは活発化しているようだ。

  • 土田晃之が指摘する安倍首相の「野望」(2015年5月撮影)
    土田晃之が指摘する安倍首相の「野望」(2015年5月撮影)
  • 土田晃之が指摘する安倍首相の「野望」(2015年5月撮影)

土田晃之の首相批判に「めっちゃ意外な人が懸念してた」

   「テメェがただ、歴史に名前を残したいだけ」――そう安倍晋三首相を厳しく非難したのは、お笑い芸人の土田晃之さんだ。2015年9月20日放送のラジオ番組「土田晃之 日曜のへそ」(ニッポン放送)で、19日に成立した安保関連法に触れ「どっちかというと反対」と立場を表明した。

   採決のプロセスについて「ちょっと焦り過ぎ」と指摘し、安倍首相には「(法案採決は)絶対にこの先戦争は起こりませんよ、ということを(国民に)説明してからじゃないと」と注文を付けた。国民への説明が不十分で、採決は時期尚早との趣旨の発言を繰り返した。

   さらに、「テメェがただ歴史に名前残したいだけなのかな、と。おじいちゃん超えたいんでしょ、あの人、多分。岸さんを。俺憲法いじったんだぜ、ぐらいに思っているのかなぁ」と独自の見方で、安倍首相の「野望」を推測した。

   家電製品や人気アニメシリーズ「ガンダム」に精通する土田さんだが、政治を語る機会はあまりなかった。確かに、15年8月の同番組で安倍政権の進める経済政策「アベノミクス」について、「国民にはうまい具合に(恩恵が)返ってきてない」などと苦言を呈したことはある。ただ、こうした発言は比較的少なかったようだ。

   実際、ツイッターでは

「めっちゃ意外な人が懸念してた」
「土田が(安保法案を)知っていたことに驚いた」

というコメントが寄せられている。

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