水没したハイブリッド車や電気自動車には触らないこと 高圧蓄電池の搭載で漏電、発火の恐れもある

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「とりあえず動くか試そうとか思っちゃうとヤバい?」

   こうしたクルマの水害時の取り扱いに、インターネットでは、

「とりあえず動くか試そうとか思っちゃうとヤバいのか?」

といった声や、

「いらんこと言う素人が居ると思うけど、無視して車屋さんにまかせて下さい」
「電送系とかコンピューターダメになるとかエンジン焼きつくとかはもちろんなんだけど、『ショート→発熱→発火』がコワイのです。何があるかわからんのですよ」
「水没したハイブリッドカー、たぶん完全放電してると思うから近づくなっ!!」

などと警告する声が多い。

   なかには、

「水没車の火災、3.11のとき数日~数週間後に自然発火したように見える事例が散見されました。修理手配の前にまずバッテリーの切り離し作業を済ませてほしい」

といった東日本大震災を経験したと思われる人からも注意を呼びかける声が寄せられた。

   とはいえ、自動車メーカーはHV車の発売前に水害などの被災時を想定してテストを繰り返し、クルマづくりを進めてきたはずだ。

   トヨタの「レスキュー時の取り扱い」によると、「HV車、PHV車、EV車、燃料電池車(FCV)など、高電圧バッテリーを搭載した車両が部分的または完全に水没した場合、車体と高圧電回路は絶縁されているため、車体を触っても感電の心配はありません」としている。

   高電圧バッテリーや高電圧ケーブルなどに直に触れない限りは大丈夫なようだが、念のため絶縁手袋などの保護具を着用したほうがいいだろう。

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