山本太郎、「喪服」姿に数珠を手に焼香のマネ これは「幼稚なパフォーマンス」なのか

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喪服は「故人を偲ぶためのもの」

   17日付け日刊スポーツ電子版によると、山本議員は同日開かれた委員会後、「『自民党が死んだ日』ということで、喪服を、と思った。数々の公約違反でもともと、死んでいるとは思っていたが、今回は決定的に、憲法破壊ということをしたからだ」と取材陣に喪服着用の理由を説明したという。また、18日付け産経新聞電子版には参院本会議後、記者団の取材に「本日は告別式の流れになる」などと語った様子が伝えられている。

   山本議員は「自民党が死んだ日」という台詞を持ち出して、何かを訴えたかったようだ。安保法案の強行採決に抗議する野党議員と委員長を守ろうとする与党議員が壇上でもみ合い、怒号と絶叫が響き渡った17日の参院委員会室。山本議員は壇上から距離を置いて立ち、「自民党が死んだ日」と書かれた紙を掲げていた。喪服着用もこれと同じく、テレビカメラの向こうにいる国民に「自民党の死」をイメージさせるため、独自に編み出したアピール手法なのかもしれない。

   ただ、葬祭儀礼の観点からすると、山本議員の喪服着用は「TPOに配慮していない」と言われかねないものだった。東京や大阪、名古屋などに葬儀会館を運営するティア(名古屋市)の公式サイトによると、喪服とは故人を偲ぶための正装を言う。こうした事実を前提に、ツイッターで「喪服は人の死を悼む時に着用するものですよ」と指摘するユーザーもいた。

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