千秋、「クソすぎる」とTSUTAYAを批判 宅配レンタル巡る違約金トラブル発生

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   タレントの千秋さん(43)が、宅配ビデオレンタルのネットサービスについて、ツイッターで不満をぶちまけて話題になっている。

   千秋さんがやり玉に挙げたのは、約150万人の利用者がいるTSUTAYAのサービス「DISCAS」だ。

  • サイトでは、今も「無料お試し」が
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「自分のミスではないのに」と不満漏らす

   2015年9月14日のツイートでは、個人的な感想だと断りながらも、「ツタヤディスカスクソすぎる」と一刀両断にした。千秋さんのミスではないのに、TSUTAYA 側に2週間たらい回しにされ、まだ問題が解決していないというのだ。

   千秋さんは、カスタマーサービスに電話で問い合わせ、同じ説明を10回以上繰り返したという。そして、この間の通話料金がサービスの月額料金をはるかに超えたと不満を漏らした。さらに、約1万円の違約金を求められたといい、「これもう放って置いて違約金発生させてくそdisるって方向にしてもいいかなあ」とぼやいていた。

   ただ、「みんな気をつけたほうがいいよ」と呼びかけているものの、具体的にどんなトラブルかについては、知り合いだけに教えるとしており、はっきりしていない。

   これらのツイートが話題になって、情報サイトなどに取り上げられると、翌15日には削除されてしまった。

   DISCASの利用規約を見ると、違約金を支払わなければならないケースとして、4点が挙げられている。

   1つは、利用者が運搬や保管のときに起きた事故や盗難、火災などによってDVDなどを紛失したり破損したりした場合だ。また、住所の誤記や記入漏れで紛失した場合や、故意や過失で紛失や破損した場合、さらに、休会するなどした際に期限内に返却しなかった場合も該当するとされている。

   違約金の金額は、DVDは4320円、CDは2880円などとされており、千秋さんのケースでは、DVDが2枚分ぐらいに相当する計算だ。

「トラブルがあったことは認識しています」

   千秋さんは、トラブルが起きたのは、自分のミスではないとしている。とすると、単純に考えれば、事故や盗難、火災などでDVDを紛失・破損した場合が当てはまることになる。

   実際にどんなトラブルがあったのか、所属事務所のエキサイティング・トリガーに取材すると、「個人的なことですので、本人ではないと何も分からないです」とマネージャーが答えた。

   DISCASを運営するT-MEDIAホールディングスでは、「トラブルがあったことは認識していますが、お客さまの個人情報に関わることですので、コメントは差し控えさせて下さい」と広報担当者が話した。

   宅配ビデオレンタルについては、「無料お試し」のトラブルが増えて、国民生活センターが10年1月20日に注意を呼びかけたことがあった。多かったのが、お試し期間が過ぎると、いつの間にか有料契約に移行していたという苦情だった。注意書きが小さな文字などになっていたため、利用者が気づきにくかったという。

   その後、DISCASでは、DVDの返却が期間を過ぎるとお金がかかるなどの注意書きを赤字で表示するなどサービスの改善を図った。

   とはいえ、宅配ビデオレンタルのトラブルは、依然として多い。国民生活センターの相談情報部によると、09年度の相談件数が183件だったのが、14年度は216件とほぼ横ばいだ。このうち半数を「無料お試し」のトラブルが占めており、このほかにも契約や解約を巡る相談が多いという。

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