秋葉原から羽田に「船便」お目見え 85年前の万世橋「船着き場」活用

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シルバーウィークには約1500人が利用

   船は7~8ノット(時速13~15キロ)という、自転車よりも少し遅いくらいの速度で、休憩をはさみながら約20キロの道のりを2時間以上かけて進む。

   まず神田川を下り、隅田川を東京スカイツリーを眺めながら南下。築地市場や汐留の町並みを横目にレインボーブリッジをくぐり、休憩地の「天王洲ヤマツピア」(品川区)に着く。その後は京浜運河で東京モノレールとしばらく併走し、海老取川を経て最後は多摩川に出て羽田空港国際線旅客ターミナル近くにある船着場に到着した。

   30か所以上の橋をくぐるのも見所で、神田川や空港近くでは手を伸ばせば橋に手が着きそうになるほどの迫力だ。

   シルバーウィーク(9月19~26日)には社会実験として一般の乗客も乗せる予定で、平日分以外はすでに満席。延べ1500人以上が利用する予定だ。利用者のアンケートをもとに今後の展開を検討する。

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