女性との関係について言葉を濁す
中野隆司氏に対しては、毎日放送の記者が直撃取材をしている。中野氏は、ビデオに映っているのは自分だと認めたうえで、女性との関係については「ちょっと、はっきり見えないですけどね」と言葉を濁した。
火曜日の昼過ぎから女性と会っていたのは公務中かと聞かれ、中野氏は、「休暇取ってますから」と説明した。あまり役所で仕事をしていないというメールの指摘については、「それはないですよ」と否定した。
中野氏を巡っては、週刊文春が13年1月の記事で、中学校の教師時代にも、女子生徒へのセクハラがあった疑いを指摘している。もっとも、中野氏は事実無根と否定している。
今回のことについては、ネット上で様々な憶測が流れている。
それは、中野氏が会っていた女性は、かつての教え子だったのではないかというものだ。もっとも、風俗関係などの可能性もあり、真相はまったく分からない。
柏原市の秘書課では、取材に対し、中野氏と女性との関係について、「プライベートのことになりますので、事実確認はしていません」とだけ答えた。
市長は特別職なので勤務時間の定めはなく、火曜日は休暇というよりはむしろ11時半から13時半までが公務だったそうだ。この日は、19時から青年会議所の総会あいさつという公務が入っていたが、副市長が代理で行ったとした。その理由は聞いていないので、分からないという。
市には、市民からメールや電話などの意見が数十件届いており、「説明責任を取れ」「市長を辞めろ」といった非難が9割を占めるという。一方で、「プライベートだからいいのでは」といった意見もあったとした。
大阪維新の会幹事長の松井一郎大阪府知事は、マスコミ取材に対し、既婚者としていかがなものかとしながらも、プライベートの時間なら問題ないとして処分しない考えを示している。