「特別に許可を得て撮影しています」... テレビでよく見る「注釈」、たけしが「しらけるよね」

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たけし「誰がこんなこと言うようになったんだろう」

   するとたけしさんは「これ面白いね」と評し、「今みて『そうそう』って普通になっちゃってる感覚があるんだよね」と、注釈に慣れてしまっている現状を振り返った。その上で、

「『食べ物はスタッフで食べた』とか、出たらしらけるよね。お笑い、本当にやんなっちゃうよね。誰がこんなこと言うようになったんだろう」

とぼやいていた。

   何かとクレームがつく今の世の中、「注釈」は送り手側の自己防衛として機能する。各企業がCMで当たり前のように使っている「CM上の演出です」とのテロップは、まさにクレーム対策の一環だろう。

   こうした注釈をバラエティ番組までが多用することには「野暮」「無粋」という声も少なくないが、つけざるを得ない状況になっているのかもしれない。

   2013年4月放送の「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ系)では、AKB48(当時)の板野友美さんが、前田敦子さんのモノマネを披露するキンタロー。さんを見て不機嫌になるという演出がなされたのだが、その結果、板野さんのツイッターに批判的なコメントが数多く寄せられ、両者がツイッターで釈明する事態となった。これを受け、ナインティナインの岡村隆史さんは、

「もうこれからバラエティー番組って全部『コントやってます』って出さなあかんかもわからへんな。『コント中です』って」

と後日、ラジオ番組で嘆いていた。

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