東芝は、2015年4～6月期の連結決算（米国会計基準）の最終損益が122億円の赤字（前年同期は167億円の黒字）だったと、9月14日に発表した。4～6月期としては3年ぶりの最終赤字。東芝は4～6月期決算を8月14日までに発表する必要があったが、不適切会計の問題で開示が遅れていた。
売上高は前年同期比5％減の1兆3498億円。本業のもうけを示す営業損益は109億円の赤字（前年同期は476億円の黒字）だった。パソコンやテレビなど家電、太陽光発電や原子力発電などで採算が悪化。事業の部門を社会インフラやライフスタイルなど6つに区分しているが、すべての部門で採算が悪化した。
なお、2016年3月期通期の業績予想は非開示とした。