TOKIOの国分太一さんの結婚発表を受け、ジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川氏が語った「アイドルの結婚論」が話題になっている。
ジャニー氏は「(立場上)奨励するわけにはいかないけど」と前置きした上で、「遠慮なく適齢期になったら結婚すべき」とアイドルの自覚を持った上での結婚を促した。
「全く考えられない」「心がもちません」
発言を伝えたのは2015年9月13日付の日刊スポーツなど複数スポーツ紙。記事によると、ジャニー氏は12日、前日に結婚を発表した国分さんを祝福した上で、所属タレントの結婚について先のようにコメントしたという。
アイドルの結婚はファンに大きなショックを与えかねず、場合によっては人気が下がってしまうことも考えられる。それでもジャニー氏は「将来、(未来を担う)子供も必要だしね。人として当然のことです」と理解を示し、「我々は応援するだけです」などと話したそうだ。
この発言はジャニーズファンの間で大きな注目を集めた。ツイッター上では「子孫が見たい」との理由から「いい相手見つけて早く結婚してほしい」との声も目立っているが、戦々恐々とするファンは少なくないようで、
「ジャニーズの結婚適齢期っていつだよやめてよ」
「嵐なんて結婚適齢期だよ ああもう本当に結婚が近づいている」
「自担(編注:自分が応援しているメンバー)では全く考えられない」
「結婚されてしまうと私の心がもちません」
といった声も数多く寄せられている。
厚生労働省が発表した2013年度の調査データによると、男性の平均初婚年齢は30.9歳だ。これを「適齢期」とするならば、多くの面々が適齢期、もしくは適齢期を過ぎていることとなる。
ジャニーズアイドルは誰も結婚しておかしくない年齢
では、ジャニーズ事務所における「適齢期」はどうだろうか。主なジャニーズアイドルでは、近藤真彦さんが1994年に元OLと結婚。当時29歳だった。2000年にはSMAPの木村拓哉さんが28歳で歌手の工藤静香さんと結婚した。
07年にはV6の井ノ原快彦さんが31歳で女優の瀬戸朝香さんと、08年にはTOKIOの山口達也さんが36歳で元モデルと、10年には少年隊の東山紀之さんが44歳で女優の木村佳乃さんと結婚した。13年には俳優として活躍する風間俊介さんが30歳で一般女性と結婚した。
そして今回、国分太一さんは約7年間の交際を経て41歳で結婚に踏み切った。7人の平均を出してみると34.1歳。一般的な平均年齢よりは高めだが、多くのジャニーズアイドルが結婚してもおかしくない年齢であることは間違いない。
各グループの最年少メンバーをみても、SMAPの香取慎吾さんが38歳、TOKIOの長瀬智也さんが36歳、V6の岡田准一さんが34歳だ。KinKi Kidsの2人はともに36歳。既婚者不在の嵐でも最年長の大野智さんが34歳とあり、メンバー全員が「ジャニーズ結婚適齢期」に突入するのも時間の問題だ。
なお、関ジャニ∞のメンバーは13日のツアー最終公演でジャニー氏の発言に絡めて適齢期に関するトークを披露したようだ。同グループもメンバー全員が独身で、最年長の横山裕さんは34歳である。
スポーツ紙各紙によれば、村上信吾さん(33)は「結婚はまだないでしょ。適齢期をジャニーさんに聞いておきます」ととぼけ、横山さんも「こうやってぼやかすところが、僕らまだアイドルなんですよ」などと話し、笑いを誘ったという。