狭い日本の道路をカッコよく走る 「小型」SUVが若者も中高年も引き付ける

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トヨタはじめ各社が続々と本格参入する

   こうした中、マツダは2015年2月、同社として初の小型SUV「CX-3」を発売。日本の乗用車としてはなじみの薄いディーゼルエンジンを搭載したのが特徴で、ディーゼル特有の力強さをアピール。1リットル当たりの走行距離が25キロと燃費がいいことも消費者の支持を受けつつある。

   米調査会社IHSオートモーティブによると、SUVの国内販売は右肩上がりで、2014年には2000年以降で初めて50万台を突破した。こうした状況を受けてトヨタも2016年中に「C-HR」と呼ぶ新型の小型SUVを発売する方針だ。

   軽自動車メーカーも、スズキが2014年「軽SUV」として「ハスラー」を発売し、人気を博した。これに対抗してダイハツ工業が新型の軽SUVを近く発売する方針。また、海外メーカーも小型SUVに注目しており、フィアット・クライスラー・オートモービルズは「ジープ」ブランドで初の小型SUV「ジープ・レネゲード」を9月5日に国内で発売するなど、小型SUVをめぐる商戦は過熱気味だ。

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