「よく購入する輸入食品」は米国上回って首位に
原発事故直後は低下した日本の農産物に対する信頼も回復しつつある。「よく購入する輸入食品」を聞いた項目では、14年12月の調査では米国(50.9%)、日本(42.2%)、韓国(41.8%)の順番だったが、今回の調査では日米が逆転して日本(53.5%)、米国(44.3%)、韓国(33.2%)だった。
低迷が続いていた自動車販売も、16年6月には外車としてのシェアがドイツ系を上回って1位を回復し、7月も首位を維持している。
日本にとって気がかりなのが中国株の乱高下だ。調査から約1週間後の7月27日には、上海株式市場の総合指数は8.48%下落率を記録。約8年5か月ぶりの水準だ。
ただ、夏のピーク時(8月7日~16日)の日本-中国路線の航空旅客数を見る限りでは、現時点では大きな変化はみられない。中国の5都市に乗り入れている日本航空(JAL)の利用者は前年同期比1.0%減の5万8332人だったが、9都市に乗り入れている全日空(ANA)の利用者は13.4%増の7万6322人だった。