過激派組織「イスラム国」(IS)がインターネット上に公開した英字機関誌「ダビク」の中で、ボスニア・ヘルツェゴビナ、マレーシア、インドネシアにある日本公館を攻撃するように呼びかけていることが2015年9月10日、明らかになった。「ダビク」はPDFファイルで配布。発行日は記されていないが、ファイルは9月9日に作成されている。
記事は、イラクやシリアでの戦闘に参加できない支持者にも攻撃を呼びかける内容で、日本以外にもジャカルタ、ドーハ、ドバイにあるパナマ公館などの攻撃を呼びかけている。ISはこれまでも、日本が「十字軍に参加している」などと非難してきた。
菅義偉官房長官は9月11日午前の会見で
「在外公館の警備を遺漏のないように、相手国とも連携しながらしっかり取り組んでおり、警備強化を指示した」
と述べた。