政府は2015年9月11日の閣議で、文部科学省の外局として発足したスポーツ庁の初代長官に、ソウル五輪競泳男子金メダリストで順天堂大スポーツ健康科学部教授の鈴木大地氏を起用する人事を決定した。各紙が報じた。任期は2年で再任が可能。
下村博文文科相は閣議後の会見で、鈴木氏の知名度や選手としての経験、スポーツ科学に対する知見などを決め手に挙げた。鈴木氏は13年から日本水泳連盟会長も務めている。
同庁は複数の省庁にまたがっていたスポーツ行政を一本化し、2020年東京五輪・パラリンピックの選手育成、国民の健康増進政策などを担う