ソフトバンクが発売した感情を認識する人型ロボット「Pepper(ペッパー)」。その購入にあたっての注意事項で「性行為やわいせつな行為」などが禁止されている、と話題だ。
ネットでは、どんな場面を想定しているか分からない、といった趣旨の声が寄せられているが、同社によると、あくまでロボットを悪用する行為を禁止しているに過ぎないという。
「性行為やわいせつな行為を目的とする行為」の意味
「Pepper」は、ソフトバンクが2015年6月に発売。人間と心を通わせあいながらコミュニケーションできると今注目されている。本体価格は19万8000円(編注:別に月額約2万5000円必要)とやや高めながら、6月分と7月分、8月分の各1000台はいずれも1分で完売し、関心度の高さを示した。9月分は26日に発売される予定だ。
9月9日頃、そんな「Pepper」購入時に参照する注意事項で、「性行為やわいせつな行為を目的とする行為」「面識のない異性との出会いや交際を目的とする行為」「ストーカー行為」が、禁止事項として挙げられていることを、あるツイッターユーザーが指摘。ロボットの「取扱説明」にしては一見不自然に見える事項だったためか、一気に拡散し、一部まとめサイトも取り上げた。
ただ、誰のどういった行為を禁止するのか、注意事項を見たネットユーザーの中でも意見が分かれた。ロボットを相手にした直接的なものか、それともロボットを利用した間接的なものか。
ツイッターには
「『Pepperと性行為をしてはいけない』と書いてある」
といった指摘がある一方、
「Pepperを使って他者と性行為等をしてはいけないんでしょ?笑」
という解釈も出た。