暴れん坊将軍、伝説の名作「彗星回」 再放送決まりネットで大興奮のワケ

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江戸時代に隕石落下はあったのか

   そうした中で、時代劇なのにどうしてSF的要素を取り入れたのか、といった議論も起きている。放送した1999年はノストラダムスの予言「1999年7の月、地球に恐怖の大王が降ってくる」が話題になっていたから、そのパロディーなのではないか、とか、実在した人物を登場させているから、彗星の大接近は史実なのではないか、と考えている人もいる。東京の日野市の広報誌「広報ひの」(1990年1月1日号)には、江戸時代の後期に日野に隕石が落ちたという記録が残されていると書かれている。清水増太郎家所蔵「八王子中市場相附」、石川弥八郎家「明和安永大変天明記録」、塩野適斉「桑都日記」などにその記載があり、文化14年(1817年)11月22日の午前3時頃に日野新田を始めとする各所に隕石が落下した。

「天文学の知識があまりなかった当時の人々の驚きはどのようなものであったのだろう」

とし、激しい雷や大砲を撃った時のような大きな音がしたという。隕石は献納されたが、どのようなものだったかは記録が見つかっていないそうだ。この隕石が落下したのは吉宗が亡くなってからおよそ65年後の出来事だという。

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