のちに撤回された2020年東京五輪の公式エンブレムを使っていて、東京都などが大会PRのために作製したとみられるポスターが2015年9月5日、オークションサイトに出品され、4万5000円で落札された。組織委は複数マスコミに対し「事実関係を確認中」と回答している。
ポスターは5日14時前、「幻のポスター」としてヤフーオークション(ヤフオク!)に開始価格5000円で出品された。五輪とパラリンピックの各1枚がセットになっていて、説明には、
「エンブレムが使用中止となり、エンブレム入りポスターも回収されてしまったため、とてもレアです」「折り痕などはありませんが、丸めて持ち帰ったため小さなキズなどがあります」
などと書かれていた。入手経路については「都議連のパーティーの際に配布されたもの」と質問者に回答していた。38件の入札があり、最終的に4万5000円で落札された。
ポスターは都と大会組織委員会がそれぞれ作製。都や区の施設などに掲示されていたが、組織委が1日にエンブレムを取り下げた後は、回収されている。