お笑い芸人のカンニング竹山さん(44)が2015年9月3日、情報番組で発言するたびにバッシングを受けるとして自虐的なツイートを投稿した。
竹山さんはフジテレビ系「ノンストップ!」や「直撃LIVE グッディ!」、TBS系「アッコにおまかせ!」などに出演しており、情報番組ではおなじみの顔だ。
真面目モードでも奇をてらってみても...
3日のツイートでは、「報告」として次のように投稿した。
「情報番組やニュース番組での俺は、ちょいと真面目な発言すると『芸人風情がわかったふりしやがって、黙ってろ!』『薄っぺらい!』とdisられ、だからたまに突拍子ない事を言うと『バカは出すな!』『頭悪すぎ消えろ!』とdisられる。結果何言ってもdisられる仕事。それが俺」
文末にはピースマークとあかんべえをした絵文字が付いており、深刻に悩んでいるという様子ではなさそうだが、どのような発言をしても日常的にバッシングを受ける現状に嫌気がさしているようだ。
ネット上では投稿の前日にも竹山さんの主張に対する批判が飛び交っていた。
2日放送の「直撃LIVE グッディ!」で、竹山さんは東京五輪エンブレムのデザイナーに佐野研二郎氏を再起用することを提案。「馬鹿げた意見だけど、もう1回、無償で佐野さんにデザインしてもらうのが一番丸く収まるのでは」と訴えた。
これにネット上では「この人には愛がある」「言いたいことは分かる」と賛同意見が出た一方で、「何言ってんのこの芸人さん」「竹山さん、黙っとれ!!」「いくらもらって寝言ほざいてんだよ」などと、まさにツイートで指摘していたような厳しい声が多々みられた。
「負けんじゃねーぞ!」「誰にでも出来る仕事ではない」
竹山さんがなぜ唐突にこのようなツイートをしたのかは分からないものの、エンブレム発言に対する批判がいくつか目に留まったのかもしれない。
最近の情報番組には、竹山さんに限らず多くのお笑い芸人たちが出演している。専門家や文化人などと肩を並べる中、存在感のある主張を打ち出すのはそう簡単なことではないだろう。それがいざ発言しても、バッシングされてしまうというのだから、なかなか辛い役回りだ。
7月3日放送の「ビートたけしのいかがなもの会」(テレビ朝日系)では、竹山さんが情報番組に出演する芸人の存在価値について疑問を投げかけていた。
慌ただしい現場では「次行きます」「何も喋らないで」といったカンペが出ることも多く、しゃべる時間がないのだという。かといって「勇気を出して」発言すると「ツイッターがすごい荒れる」といい、どうにもならない状況を嘆いた。
ただ、竹山さんのもとには応援コメントも日々届いている。今回のツイートに対しても、ファンらからは「誰にでも出来る仕事ではないんだからそれを自負してくださいね」「負けんじゃねーぞ!」「芸人をバカにするのはやめて欲しい」といった励ましの声がいくつも寄せられている。